徳川慶喜家にようこそ―わが家に伝わる愛すべき「最後の将軍」の横顔 (文春文庫)



徳川慶喜家にようこそ―わが家に伝わる愛すべき「最後の将軍」の横顔 (文春文庫)
徳川慶喜家にようこそ―わが家に伝わる愛すべき「最後の将軍」の横顔 (文春文庫)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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現代人からみた徳川慶喜一族の話

子孫である慶朝氏のユーモアたっぷりの逸話がおもしろい。

よくある先祖自慢話というよりも、ご先祖の変な所を遺伝しましたといったトンチンカンな
話や、「世が世なら」といったルサンチマン(妬み・僻み)的な話ではない「世が世なので
こうなってしまいました」的なオチの付いた話が多い。氏は文章は苦手とはいいながら、ウ
イットたっぷりで風刺の効いた皮肉話など、なかなかである。

子孫が書いた徳川慶喜の話というよりも、慶喜に纏わるその後の話と言った方がよくタイト
ル通りではないにしろ、明治以降の徳川慶喜一家が大正・昭和・そして平成に至る道のり
がのびのびと描かれている。

筆者は写真家と言う事で、カメラマンの目より見た先祖の撮影した写真批評はユニークであ
る。

慶喜の曾孫の生活

 1997年に集英社から出た単行本の文庫化。単行本と比べると、写真が一部、割愛されている。
 著者は徳川慶喜の曾孫に当たる人物。
 徳川慶喜の話は1/3くらい。むしろ、慶朝氏本人の話がメインになっている。普通の会社員・カメラマンとして働いた人らしい。その「市井の人」っぷりと、慶喜の曾孫という血筋のギャップが面白い。周囲は畏敬の眼差しを向けるが、本人はまったく偉ぶったところもなく、気のいいおじさんといったところ。温かい語り口が魅力的。
 慶喜については、97年の大河ドラマの話が語られる程度。幕末とか徳川家とかを期待する読者は手を出さない方が賢明だろう。
本のタイトルを変えたほうが…

全くの期待はずれです。掲載されているほとんどが、カメラマンをされている現在の慶朝氏の趣味や生活の話で(たとえば慶朝氏おすすめのデートコースが延々と語られていたり、慶朝の好みの女性の話など正直、「徳川慶喜となんの関係があるの?」という類の話)、タイトルにある「徳川慶喜の横顔」とは、ほど遠い内容。
著者が生まれた頃には徳川慶喜は亡くなっていたし、著者ご自身も「文章に自信がない」とおっしゃっているので、仕方のないことなのかもしれませんが…それにしても期待はずれです。
慶喜が撮影した写真や、ゆかりの品々の写真、記述など、読者が知りたいことが全く書かれていませんでした。はっきり言って、これは「徳川慶朝」さんのエッセイ本みたいなものです。徳川慶朝さんのファンの方には楽しい内容なのかもしれませんが…残念です。
徳川慶喜家にようこそ―わが家に伝わる愛すべき「最後の将軍」の

最後の将軍 徳川慶喜公のひ孫 徳川慶喜家4代目当主の徳川慶朝さん
曾お爺さん(徳川慶喜公)とご自身のはなし。
(もし、まだ江戸時代だったら18代目将軍になっていたかも知れない方。)

くどくなく、テンポ良く歴史の話を交えすすむ。
将軍家、将軍家別家(分家ではない。公爵家:慶喜家)のおはなし
文章はかなりわかりやすくすらすら読める。

徳川慶喜公ゆずりのこだわり性と好奇心の視点が面白い。
かなりくだけた方で本の中で「もてない」と断言されたり、
趣味から現在のカメラマンをなさったり(サラリーマンだったらしい)、
「水戸黄門」や「暴れん坊将軍」とはまた違う「徳川さん」があっと言う間の世界に引き込みます。
存在自体で星4つ。

著者の慶朝さんは、将軍慶喜の血筋だからって別に特別な人間じゃないです。と言うスタンスで本書を書かれていますが、幕末ファンの私にとっては、とっても特別です。内容は、著者ご本人自身の話が多く、凝り性な性格や、自分のこだわっている物のうんちく話や、女性のお茶くみの話しなど、はっきり言って大した話では無いんですが、慶喜もこんな感じの性格だったのかなぁ?と想像しながら読むと中々面白いです。
また、本書に記載されている爵服姿の慶喜の晩年の写真や、慶喜自らが撮影した写真、慶喜が晩年移り住んだ第六天屋敷の写真や、見取り図等を眺めているだけでも、慶喜がよりリアルに感じられて楽しめました。



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