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徳川太平記―吉宗と天一坊〈下〉 (集英社文庫)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 70988 位
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大河ドラマ「八代将軍吉宗」でおなじみの面子だが、大衆小説の大家だった柴田らしく、これに紀伊国屋文左衛門などの江戸の町人や浪人を登場させて物語に厚みを持たせている。天一坊事件がクローズアップされているのはジェームズ三木作品と特に違うところだ。吉宗個人や武家社会だけではなく元禄ー享保の社会全体を描き出そうという意欲が感じられる点は買えるしある程度成功していると言える。ただし「新之助は御三家御三卿とともに登城」(御三卿は吉宗の死後に定められた。それぞれ吉宗の子息と孫から始まった家だから吉宗若年の頃は影も形もないはず)などという文を見るとなまじ史実を知っていると辛い。それと吉宗の一代記だけに題はやや不適切か。
集英社
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