|
峠越え
|

|
| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
|
| 人気ランキング: | 130625 位
|
| 発送可能時期: | 下記ボタンを押して納期をご確認下さい。
|
| 参考価格: | ¥ 1,680 (消費税込)
|
ご購入前のご注意
|
当ホームページはアマゾンウェブサービスにより運営しています。
商品販売はすべてアマゾンの取り扱いです。最新価格、製品情報はボタンを押してご確認下さい。
|
|
夕焼けを背にして立つ富士山
著者の作品は楽しく読んでいます。
いつも気になっているので書きますが、江戸の不定時法について無頓着ではないでしょうか。
例えば七つ(午前四時)と断定的に書きます。
でも現在の時刻と江戸の時刻は季節によってかなり違うはず。
本作品では、七つ(午後四時)を過ぎた頃に陽が落ちたと書いていますが、日が落ちるのは暮れ六つ前と決まっていたと思います。
また、「秋から冬至の夜長時分に比べれば、およそ半刻(1時間)は夜が短くなっている」という表現は不定時法とは異なるものです。
なぜなら冬の半刻と夏の半刻は長さが違うからです。
また、明け六つを日の出としているのもおかしいです。明け六つは日の出より前の薄明の頃です。
最後に大詰め近くで「夕焼け空を背にして立つ富士山が背後からの光を浴びて影絵のように見える。色味はほぼ墨色だ」という記述があります。
これは清水湊から見たことになっていますが…清水から見ると富士山は東にあります………
歴史的記述に幾つかの疑問
壱と弐の二部の中編から構成される。壱は「出開帳」というイベントを成功させるまでの苦労話。弐は大物親分5名を案内して江戸から久能山までの道中もの。相変らず山本氏の登場人物は人並以上の心付を振舞って物事を推し進める。話の運びは面白い。ただ、歴史的背景に幾つか疑問がある。1.享保4年(1719)以前には両国広小路はなかったはず。2.大山講の開山は6月28日?7月17日なので冬場に先達が出かけたというのは疑問。3.江戸時代に荷馬車というものはなく、荷物は馬の背で運んだはず。
「器量」(器の大きさ)がテーマの娯楽小説
◆山本作品に新しいヒーローとヒロインが登場した。 今度の二人は、二人とも「堅気」ではない。 新三郎は女衒だったが、その仕事から足を洗うため女衒の元締・土岐蔵とひとつの約束をし、 それを果たしたら足を洗えることとなる。 ◆意を決して江ノ島に女郎探しに出かけた新三郎は、土地の賭場で女壷振り・おりょうと出会う。 心を通わせた二人は江戸に戻り、江ノ島弁天の出開帳を企て、見事成功させる。 ◆新三郎とおりょう こと おりゅうの器量を認めた香具師の元締めたちが、 新三郎に箱根越えと駿河・久能山東照宮詣での旅の先達を任される。 親分たちの機嫌をとりながらの道中は気の抜けないことばかり。 しかし、様々な難儀を機転と度胸で切り抜けた新三郎とおりゅうに、 「江戸の四天王」と恐れられる親分たちも全幅の信頼を寄せるようになる。 ◆道中の出来事が人と人の絆を作り、強めていく過程を描いた秀作といえる。 ただし、ちょっと話がうますぎる、という気もする。
今回はちょっと厳しくさせていただきました。
男としての度量、女としての器量、夫婦としての営みは、こうあるべき。 一力ワールドの真骨頂で、確かにとうなずける反面、(今回は)ちょっとおしつけがましさを感じた。というのは、メインの登場人物に隙がなさすぎる。 新三郎とおりゅう夫婦には、これでもか、これでもかといろんな「峠」がやってくるので、どう解決していくのかハラハラドキドキさせられるのだけど、もう少し休ませてあげる場面がほしかった。終盤、かわいい子犬が登場して少しホッとした。 そしてもう一つ。一力ワールドには欠かせない、「江戸屋」がこの作品の中にも登場するが、「江戸屋」の名物女将はおりゅうに遠慮して出てきません。というか、キャラがかぶるのを避けたのだと思うけど、「江戸屋」の女将ファンとしては、ちょっと寂しかったなぁ。 ということで、めったにつけない<星3つ>になりました。
PHP研究所
牡丹酒 かんじき飛脚 赤絵の桜 損料屋喜八郎始末控え (損料屋喜八郎始末控え) だいこん 銭売り賽蔵
|
|
|
|
|